歯のホワイトスポットの治療(アイコン治療)|前橋リリカ歯科ブログ

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歯のホワイトスポット治療(アイコン治療)について 

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歯のホワイトスポットの治療(アイコン治療)について

<2024年8月27日>  ✑ ホワイトニング・審美歯科  ✑ むし歯・根の治療  

今日は歯のホワイトスポット治療について書きたいと思います。

 

私(院長)自身、アイコン治療は歯をほとんど削らずに見た目の改善ができる画期的な治療だと思っています。

 

初期むし歯などで、歯が白くなってしまうケースがあります。

 

例えばこんなケース

 

患者さんは、「笑ったときに見えるのが気になっていた」とのことでした。

 

従来は治療法として

 

①歯を削って材料を詰める、被せる

②フッ化物を塗って初期むし歯の進行を抑制する

 

といった治療しかありませんでした。

 

①歯を削ってプラスチックの材料を詰める、被せる

 

削った歯は元には戻りません。歯を削るため不快感があるだけではなく、削って詰めたところは今後むし歯になるリスクが圧倒的に高くなります(必ずいつかむし歯になります)。

詰めたところがむし歯になると、また大きく削る必要が生じ、最終的には削る歯がなくなり、抜歯になってしまいます。また、プラスチックは劣化し、変色するリスクがあります。

セラミックの材料を貼りつけたり、被せる治療もありますが、歯を大きく削ります。

いずれの方法もあまりおすすめできる方法ではありません。

 

※ちなみに原則として、見た目の改善のみが主訴の場合、健康保険の適応外となります。

 

 ②フッ化物を塗ってむし歯の進行を抑制する

 

初期むし歯の進行を抑制するには有効ですが、見た目の改善効果は乏しいです。

 

 

そこで新たな選択として、アイコン治療が登場しました。

 

アイコン治療とは、ホワイトスポットの部分にプラスチックを染み込ませて目立たなくする治療です。場合によっては一層わずかに削ることはありますが、その量は①のケースより圧倒的に少なくてすむため、おすすめできる治療になります(実際に家族にも行いました)。

 

治療前

治療後

 

当院のスタッフに行ったケースですが、長年気にしていたとのことで、とても喜んでいました。

 

つづいてのケースは

治療前

治療後

 

 

ほとんど目立たなくなりましたね。患者さんの喜びも大きかったです。

 

続いては歯科衛生士さんに4本行ったケースです(左上の犬歯の白濁には行っていません。)

治療前

 

治療後

 

 

着色がかなり強いケースでは

治療前

治療後

かなり目立たなくなりました。

 

患者さんは仕上がりに満足していたので、これで終了にしましたが、気になる場合はプラスチックの詰めもので対応します。

 

アイコン治療の欠点としては以下のようなものがあります。

 

2000年以降に登場した比較的新しい治療のため、長期間の予後が不明

 (海外の研究では10年間の経過は良好なようです)

・保険適応外である

・白濁の種類によっては改善しきらない可能性がある

 

 治療時間は60分ほどで、料金は33,000円(税込)です。1歯または隣り合う2本の歯まで同料金です。

 

原則として初回は説明のみになります(歯の状態によります)。

 

歯を削らずにすむことは、結果として歯の寿命を伸ばし、生涯にわたっておいしく食事ができることにもつながります。お気軽にお問い合わせください。