
子どものむし歯予防② 子どもの間食はどうする?お菓子やジュースは特別な時だけに!?
子どものむし歯予防② 子どもの間食はどうする?お菓子やジュースは特別な時だけに!?
<2024年05月28日> ✑ むし歯・根の治療 ✑小児歯科 ✑ 予防歯科
子どもがむし歯にならないようにするために、どのような食事を心がけたらよいでしょうか?
まず次の記事を読んでください(以前のブログで紹介した記事と同じです)。
この記事をまとめると以下のようになります。
・子どもの食習慣は家族の影響を受ける
・子どもにお菓子やジュースの存在を知らせない。もしくはお誕生日会などの特別なときに食べるものと決めてしまう。
食習慣の注意点は、基本的には大人と同じなのですが、1)子どものむし歯予防は周囲の影響を受けることが特徴である、食事指導に重点を置くことが大切とされています。
現代ではかなり珍しいのですが、ごく稀に下の図のようなお子さんがいます。
その食事内容の例が以下の表になります。
※砂糖を含む食品を赤で表示
この表から
・食事は1日3食であるが、間食を1~2時間おきに、1日に4回以上とっている。
・間食は多量の砂糖を含むものが多い。
・食事の際にも、ジュースなどの砂糖を含むものを飲んでいる
という特徴があります。
これまで診た中で一番むし歯がひどい子は「コーラを本人の意思で好きに飲める」という環境でした。
子どもにジュースやお菓子の存在を知らせないのは有効だと思います。前回の記事で、フッ化物入り歯磨き粉による仕上げ歯磨きやフッ化物歯面塗布の重要性を伝えましたが、お金や時間がかかります。
皆様お忙しいと思います。この「食べ物を買うのを控える方法」は、「引き算」で行えるため、忙しいご両親には特に有効だと思います。
家族の中では親がルールを考えることができます。特に3歳未満のお子さんがいるご両親は今がチャンスです。是非実行してみてください。
次はスポーツドリンクとむし歯の関係についてお伝えします。