＜2024年07月30日＞　　✑ むし歯・根の治療　　✑小児歯科　　✑ 予防歯科

 

「親が食器の共有をしないように気をつけてくれたので、私にはむし歯がないんです」

こんな話を聞いた人もいるのではないでしょうか。

 

子どもとの食器の共有は避けたほうがよいのでしょうか？

 

結論から言う子どもとの食器の共有を避けてもむし歯を防げない可能性が高いです。

 

これに関しては、下の2つが詳しいのでぜひご一読ください。

 

 

 

毎日忙しいと思います。効果があるとはっきりしている予防法に大事な時間を投資してください。

 

だからといって、「食器共有をさけている人」すべてを否定するものではありません。食器共有をしないように気をつけた結果、子どもがむし歯にならなかった事実は素晴らしいことですが、医療者である以上は、研究で明らかになっている治療や予防法（フッ化物の利用や食習慣の改善）をおすすめします。

 

次回は乳歯のむし歯について永久歯との違いについて説明します。

 

１）「感染の窓」の誤解

https://note.com/sho_x/n/n933b1d65c7b8

 

２） 一般社団法人日本口腔衛生学会 乳幼児期における親との食器共有について

https://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/statement/file/statement_20230901.pdf